胎児診断(出生前診断)の目的は、生まれる前に赤ちゃん(胎児)の状態を観察・検査を行い、得られた胎児についての情報をご夫婦に提供することです。全妊婦さんが必ず受けなければならない検査ではありません。しかし、出生前に胎児の状態や疾患等の有無を調べておくことによって、生まれてくる赤ちゃんの状態に合わせた最適な分娩方法や療育環境を検討するために、胎児診断(出生前診断)が行われています。
当院では通常の健診での超音波検査に加えて、当院で分娩予定の妊婦さんを対象に胎児診断のための外来を行なっており、下記の検査を行う事が出来ます。胎児診断の質問などある方へのカウンセリング(説明)も行なっています。
高齢妊娠(日本産科婦人科学会では35歳以上の初産婦を高齢妊娠と定義付けされており、WHOでは35歳以上で出産することを高齢出産としています)の方や年齢に関係なく、赤ちゃんの状態が心配な方はいつでも相談して下さい。胎児診断のための外来で説明させていただきます。
当院では全ての胎児診断(出生前診断)に対して、検査だけを受けるのではなく、検査の内容・検査で分かること・検査が陽性であった場合のことなどの説明を聞いて頂いた上で、検査を行う方針にさせて頂いています。